- 勤務形態を見直せる
- 自分にあった職場を見つけられる
- 様々な介護施設で経験を積める
[介護 派遣 期間]メリット1:一般的な派遣の契約期間は2~3ヶ月だから働き方を見直せる
一般的な派遣は登録型派遣と呼ばれいます。
派遣会社に登録し派遣先が決まったら契約期間を決めて派遣会社と雇用契約を結ぶもので、一般的に2~3ヶ月で契約し、最長3年まで契約更新できます。
こちらの期間は介護施設の都合によります。
介護施設の都合例
- 正社員の欠員を派遣で補うため(2ヶ月~正社員採用が決まるまで)
- 産休育休に入った人員を補うため(半年~1年程度)
- 突発的な人員を補うため(2ヶ月~)
- …etc
現在の介護業界は慢性的な人員不足のため日常的に派遣を使って人員確保しているため、よっぽどのことがない限り派遣契約を切られることはありません。
派遣介護士の都合で更新をやめることが可能です。
2,3ヶ月ごとで更新をする介護派遣ですから、働き方をその都度見直しできます。
介護業界で退職理由の一つが親の介護が挙げられていました。
3年以内で介護を理由に退職する人は約25%います。仕事のバランスを見て正社員をやめています。
派遣であれば、3ヶ月ごとの更新なのでフルタイムから短時間、週3日の勤務と勤務内容を変えることができます。
もし、パートなら相談・スケジュール調整と大変ですが、派遣なら人材コーディネーターに働き方について相談した結果、最適な派遣先を紹介してもらえます。(正社員はほぼ配慮してもらえません)
介護職の派遣社員は、期限が決められているため、プライベートと両立をしながら働けます。
紹介予定派遣は最長6ヶ月だから効率的に就職できる
派遣には正社員になることを前提とした紹介予定派遣の働き方があります。
派遣として一定期間就業し、派遣先の会社と派遣社員の同意があった際に、直接雇用を結びます。
参考[介護士 紹介予定派遣]正社員を目指す派遣の働き方のメリットを紹介
一般的な就活との違いは「情報収拾→応募→面接→内定」と入社意思を決めてから応募ですが、紹介予定派遣は派遣就業そのものが情報収拾となります。
この紹介予定派遣の期間は、3ヶ月~最長6ヶ月と決められおり効率的に職場を探せます。
人間関係、仕事内容や施設の雰囲気など、正社員になる前に知っておきたいポイントを実際に働いて知れます。
どうしても譲れないポイントがあれば期限で別の施設を紹介してもらば良いですし、納得の行く職場であれば就職すれば良いです。
パートから正社員を目指し5年かかっても正社員になれない方もいました。
今働いてるところで5年が経とうとしてます。
正社員になりたいと希望は所長に出してるのですが、信用を勝ちとれや、信頼される人になれなど、なかなか正社員にさせてもらえません。
あげくの果てに介護福祉士を取れば大丈夫だからと言われ今年資格取りました。
所長から今日、合格祝いに食事誘われもしやここで話があるのではと、、、少し期待。
ところが、ただ食事しただけで特に話もなしもう正社員になる希望はないのでしょうか?(中略)
今の職場で休んだのも数える程度で、いつも休み癖のある人の代わりに仕事にでてます。
自分的には、土日祝日も出れるので使いやすいとは思うのですが自分のどこがダメなのかわかりませ。
こちらは介護施設に良いように使われている事例ですが、正社員になりたいパート・フリーターはどの業界でも「やる気」「誠意」「実績」というような言葉を並べて働かせています。
「あらかじめ期間が決められている」とは「判断のタイミングが決められている」ことですから、効率的な就活ができるのです。
[介護 派遣 期間]メリット2:自分にあった職場を見つけられる
介護派遣は2~3ヶ月ごとの更新なので自分にあった職場を見つけられます。
介護関係の仕事を辞める理由で上位に位置するのが職場の人間関係でした。
厚生労働書のアンケートでは、23.6%と他の業種に比べて1.5倍程度の割合となっています。
例えば、人間関係が悪く雰囲気の悪い職場だった際は派遣期限の2ヶ月で辞めれます。正社員の場合は2ヶ月でやめると履歴書に影響するため安易に辞められませんよね。パートも同様に退職までの道のりは大変です。
派遣なら退職でなく契約終了なので気軽に職場を変えれるため、自分にあった職場を見つけられるのです。
[介護 派遣 期間] 契約満了前の退職について
もし、派遣期間の契約満了前に退職したい(例えば、1週間で辞めたい)という場合は、派遣会社の判断によっては辞めれます。
私は、最近、ある派遣会社に登録し、30名定員のデイサービスでの勤務をスタートしました。
2ヶ月毎の更新なのですが、ひとつ気掛かりなことがあって、非常に悩んでいます。
それは、一般浴の対応が中介助、外介助を含めて、ひとりなのです。
浴室の広いスペースをお客さまが各々、行動しています。
「事故が起きたら…」と思うと責任問題にもなりますし、不安で仕方ありません。
派遣担当者にも相談しましたが、現場の状況からスタッフの対応人数は増やせない様です。
この事例では、事業者側からスタッフの対応人数を増やせないと派遣会社から言われたそうです。
事案によっては、労働災害のリスクがある事例なので、事業者側の安全衛生責任と安全配慮義務は発生します。環境整備や事前の安全衛生教育を怒ると罰則や運営停止などの行政処分が行われる場合があります。
コンプライアンス意識の高い会社であれば、派遣労働者の安全確保のために意見してくれます。
派遣社員の働き方で改善できる点があればアドバイスしますが、事業者側に問題がある場合は、意見してくれます。改善されない場合は派遣停止もあり得るのです。
安全確保ができていない劣悪な環境であれば、やめることが可能です。(派遣会社への相談は必要です)
[介護 派遣 期間]メリット3:スキルを磨ける
派遣なら様々な施設で働けるのでスキルを磨けます。
例えば、介助スキルを伸ばしたい、認知症の対応力を学びたいなど、その職場に必要なスキルや今後の介護職生活で必要な経験に合わせて職場を変えれます。
2015年9月30日に施行された改定派遣法では、初めて派遣労働者のキャリアアップ支援が義務付けられてました。
具体的に追加された内容
- 段階的・体系的な教育研修の実施:有給かつ無償での教育
- 希望者へのキャリアコンサルティングの実施:キャリアアップの相談
- 派遣元責任者の職務追加:教育訓練の実施、職業生活の設計に関する相談機会の確保
派遣会社はキャリアアップのための研修や教育の実施を強制されるようになりました。
注目すべきポイントは、派遣先施設でも派遣社員の教育に配慮義務が加えられていることです。
配慮義務とは、実行の可否などアクションをしなければならない。罰則の対象なるため、やや強制力ある内容です。
これまでは正社員だけの研修や訓練で良かったのですが、同じ職場で働く派遣社員も業務遂行に関わる研修を行う場合は、同様の研修への参加を配慮するようになっています。
そのため、今後のキャリアを人材コーディネーターに相談し、スキルアップできる施設を紹介してもらえるようになっているのです。
一般敵意に介護士の仕事の範囲は正社員の方が広いのですが、経験を得られる点では派遣の方が有利といえます。
[介護 派遣 期間]デメリットは最大3年なことなのか?
2015年に改定された労働派遣法により、同じ介護施設での勤務が最長3年となりました。(2018年9月30日より影響が出ています。)
雇用安定措置
- 派遣先への直接雇用の依頼
- 新たな派遣先の提供(合理的なものに限る)
- 派遣元での(派遣労働者以外としての)無期雇用
- その他安定した雇用の継続を図るための措置
3年を過ぎると正社員になるか、別の派遣先に行く選択を取る必要が出てきました。
この改定の目的は派遣労働者の安定雇用を目的としていますが、派遣先の企業で「直接雇用するには人件費の関係で難しい」と雇い止めが発生するのではないかと懸念されています。
介護業界は人材確保で悩んでいるため仕事がなくなることはない
介護業界でも派遣止め…つまり、派遣切りされるのでは?を心配するかと思います。
しかし、介護業界では仕事は無くなりません。
介護業界は慢性的な人材不足で、要介護需要が増えると予測されている日本において介護派遣の仕事は無くならないからです。
むしろ、介護職員の需給は伸び続けています。
今後さらに、介護人材の不足感から介護業界への入り口を広げ介護士の待遇は改善されると思います。
施設が増えると介護福祉士など介護資格を持つ職員が不足するため、人材確保のために介護士施設の給与体系も変化するかもしれません。
介護派遣では、自分の希望する勤務状況を派遣会社に伝えておき、前向きに仕事に取り組んでおけば、派遣先の紹介は途絶えないと思います。
派遣会社としても、優秀な派遣社員が在籍すれば、〇〇会社の派遣社員は良い人材が揃っていると施設側の評価が高まりますから。
介護派遣で当たり前の仕事を行なっていれば良いわけですから、派遣切りの心配は入りません。
実際の介護職の派遣切りの現状に関しては以下の記事で解説しています。
参考介護職 派遣切りの現状と派遣切りにあわない現場での働き方・心得
派遣会社との無期労働契約も登場
派遣は3年以内の有期雇用ですが、5年以上業務を行った場合は派遣会社と無期雇用契約に転換できるようになりました。(労働契約法)
こちらは正社員のような位置付けではなく、無期限の派遣社員を意味します。
正社員のようなキャリアアップしていくわけでなく、派遣会社の派遣を無期限で続けることになります。
安定性ではメリットがありますが、派遣会社の指示で派遣先を選ばなければならないので自由度が下がるデメリットもあります。
一部デメリットもありますが、雇用の安定性は増していることがわかるかと思います。
[介護 派遣 期間]有期雇用のメリットを活かそう
こんな方におすすめ
- 介護職の働き方を見直したい
- 自分にあった職場を見つけたい
- 色々な職場で経験を積みたい
派遣は有期雇用だからこそ活かせるメリットが多いです。
介護人材の不足状況から派遣社員の働きやすい環境が整っていくでしょう。
ぜひ、ご自身にあった介護派遣会社で活躍してください。